アキバ系セレブリティ

きのこ 第四章・社長帰国

「ねえねえ、”姉ちゃんの詩集”って何?」
『…帰国して第一声がそれですか…』
2chネタって、その空気がわからないと面白くないんですね。そういう情報に海外2chねらーは飢えているわけです。

社長「ちょっと大事な話があるから、そこに座って聞いてね」
アキバ事務所に落ち着いて、社長はそう言いました。

社長「実は会社をたたもうと思うんだ」
社長「ボクは米●●社から、研究員として納得の行く待遇を提示されたんだよ。
もともと一生ITのみで食えるとは思って無いし、どっかの時点で海外に行くつもりだった。
ちまきはうちの会社で唯一常勤の正社員だから、路頭に迷わないようにしないと、安心して向こうにはいけない」
社長「選択肢はいくつかある。
ボクの伝手のある携帯コンテンツ会社に、最低でも今と同等の待遇になるようにして移籍する。この場合は多少通勤に時間がかかるかもしれない。
もしくは、マツバラさんたちのゲームの仕事のみに従事できる、新会社を作る。ボクもそれくらいは今後もやれると思う。
あるいは、普通に退職する」

その時が着たら、「飽きたので」といって、辞めるつもりでした。
私は他人に同情されるのが大嫌いだから、どっちかっていうと軽蔑されたり呆れられたりする去り際のほうが比較的、好きなので。

『すみません…』

『実は…健康上の理由で…以前から退職するつもりだったんです…』

私は嘘を突き通すことができませんでした。

いつも「あーヤダヤダ辞めたいなー」としょっちゅう思っていたけれど、本当に自分が去らなきゃいけないとわかったとき、案外と自分が秋葉原を愛していることを、自覚せずにはいられませんでした。

しょっちゅうメディア買いにいったF商会。
同僚の同人誌を卸しにいったホワイトキャンバス。
常連になって、チャイをよくサービスしてもらったシャリマール。
「社交界」にデビューしたmia cafe。
ミナト君ととんかつを食べた丸五。

あの店に、あの街角に、なんて多くの思い出が残っていたんだろうかと…


きのこ 注釈

*私が急速に立ち直ったわけ
おそらくはあの時「底つき体験」をしたのだと思われる。誰の助けも得られない状況で「このままでは最悪の状況になってしまう」という自覚を持ったことで突然まともになった。
今思うと単に疲れて金縛りにあっただけじゃないのかと思うんだけど…
ただ勿論だからと言って「ほっといて最悪の状況を体感させれば直る」わけではないです。

すいませんここら辺自分で書いてて大変辛いです。
いや「当時の心境を思い出してどうこう」みたいな深刻なのじゃなくて「自分の中二病思考」みたいなのがっ…
ああもうなに?同情されるくらいなら軽蔑された方がいいとか?それなんてエロゲ?自分のヒロイック思考(大変な状況になるとそれに自己陶酔する)に恥ずかしくて死にそうです。恥ずかしさとしては「サザンの力は認めざるを得ないよね」とか語っちゃった北野くん並に「カア?」ってなりそうです。すいません。恥ずかしい。しかも結局言っちゃってるし。私のばかばかまんこ!アーアーアーもうきこえなーいきこえないーい
ほんと私を「ミステリアスな女性」だと想像してた人すいません。あの、謎めいてるわけじゃなくて、特別自分から語る内容が特にない(語ると愚痴っぽくなる)のと精神状態に波があるだけなんですよ…ほんとに…

2008年04月26日 14:45
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