アキバ系セレブリティ

きのこ 第三章 新人・スギタさん

ゲーム移植後半から、人手が足らなくなり(別キャリアも開発することになり、複数ラインになった)、社長のツテで「スギタさん」というエロゲのPG経験者が連れてこられました。

私たちは社長を中心にして、各所で知り合いアキバに集められました。だから社長から細かく聞かない限り、最初はお互いの経歴などをあまり知りません。
『新しい人か…でもPGなら私よりはタケイさんやマツバラさんとの関わりが多いだろう』
(私は基本性格が引きこもりなので、新しい人と接触するのが苦手)

しかし予想を裏切り、細かい差分取りや容量削りが続出し、私とスギタさんはもっとも頻繁に連絡を取り合わなければならないことになりました。修正→組み込み→また修正、のループ。
スギタさん自身は、これまでの同僚に比べるとむしろ気さく(口数が多い)なので、まあ大体においてうまくいっていました。
狭い事務所に二人きりでモソモソ作業しますが、一ミリも変なフンイキにならない、それがちまきクオリティ。
(すみません、モテませんが、何か!?)


その時はそう思ってたんだよね…
しかし彼の登場を境に、私たちは…私は、今までと大きく違った道に進まされることになるのです。
全員が。好むと好まざるとに関わらず。

「ねえねえちまたん。ちまたんブラのサイズっていくつ?」
『なんですか?EかFってとこかなぁ』(私はピザ)
「そうじゃなくてアンダーのほう」
『70か75ってとこですね』
「え!!案外…」
案外なんなんですか…
「じゃあアンダー85サイズとかって、女性から見たらどうなの?」
『トップじゃなくてですか?それは普通に市販ではまず見ないサイズだと思います』
「どこで買えるかな?」
『うーん、通販じゃないですかね。ニッセンとかセシールとかの”大きいサイズ”ってやつ。ネットでも買えると思いますよ』
スギタさんの恋人か、もしくはおかん用?特殊なサイズなので突っ込まないでおいてあげる優しい私。
「ちまたんと俺は見た目大体同じ幅だからいけるかと思ったんだけど…」

私は155cmぶっちゃけピザ。
スギタさん170cm弱、男性としては少し痩せ型。

『……は?』
「いや、やっぱり下着は重要じゃん?」
『スギタさんが使うんですか?』
「今度のイベントで」
ああ。何かのお祭で女装するんですね。しかし下着まで…
『男性と女性で肋骨の大きさが違うんだから、女の私がピザってても、そこはそんなに大きくならないですよ』
…自分の頭の中で検索して、いっこ使えそうな案が思いつきました。
『じゃあ、実測で85だったってことですね?
私が昔マックス太ってた時代の下着がまだあると思うんですが、使ってみます?
衛生的や性的に抵抗あるなら聞き流してください』
服っていうのは、実寸サイズより結構大きく作ってあるものだし、下着は結構伸縮性があるからいけるかも。

「…あ…なんとかホック止まる」
『ね。私はこれもうサイズ合わないから差し上げます』
「まじで!?超ありがとー!」
おたがい性的に鷹揚です。
『…その代わり着たとこミセテwwww』
「え?それはいいけど…女の子が来てもあんま楽しめないんじゃないかなぁ」
ふ。アキバ生活も一年を超え、大体どんなイベントに行っても素で見物できる度胸はついたぜ!
「でも目立たず、コッソリね。」


きのこ 注釈

*ピザ
「ピザでも食ってろデブ」→「デブでも食ってろピザ」よって「太ってる人」を差す。

*ブラのサイズ
75とかの数値はトップバストじゃなくてアンダーバスト。
C75とC65だと、65サイズの人のほうが胴体が細いのでナイススタイルだと言える。細い本体についてるほうが同じボリュームの乳でも見栄えがいい。
女性はもともとの骨格が小さいので、太ってもアンダーバストはそんなに大きくならない。

*ニッセン・セシール
オサレでない通販代表。でもサイズがとても豊富。

2007年07月13日 10:17
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コメント (4件)


初めまして。
イイ・アクセスさんより昨日から楽しく拝見させていただいています。

とても面白そうな職場なのですね。色んな意味でw

ところで

「チドリたんと俺は見た目大体同じ幅だからいけるかと思ったんだけど…」

ちまさん名前を間違えられたのでは?w


アワワ。ホントダ、名前名前間違ってました。
自分の名前間違えるって、どんだけえ~…
修正しました。


強いですね、ちまきさん

自分なら走って逃げますが、そんなのいたら


普通にしてると普通の人なんで…というかこの頃には何も恐れるものはなくなってましたね。
でも実際行って大変なことになりましたが。

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