アキバ系セレブリティ


きのこ *ハジメマシテ*秋葉原は遊びに来るだけの所じゃないよ*ヨロシクネ*

どうも皆さんコンニチワ。
私は高山ちまきと言って、秋葉原の携帯メインのコンテンツ開発会社に三年勤務してました。

最近ってアキバ系の本とか、そういうのいっぱい出てきてますよね。
女性誌で「今オタクが熱い!」みたいな。
ちゃっちゃと立ち読みしただけなんですが、

どれも薄い。薄すぎる。本じゃなくて内容がね。

アキバで買い物に連れて行かれるとか、コミケで人波に揉まれたりとか…
それを「ギャップ」だと言うのなら、
・超込みのバーゲンに初日から果敢に突撃する
・いくつになってもディズニーランドに行く
・意味なく高額な結婚式をしたがる
女性一般のここら辺は全部男性一般にとって
「理解不能」
だと思います。

ホントの意味での「オタクの意味不明ワールド」ならオイラに任しときな!(泣)

そんなわけで
「事業所の移転でやむにやまれず秋葉原に飛ばされた20代女性」
が見た
「真実のオタライフ」を小さくご紹介します。読んでネ。

*自分的に問題あるところは適宜フィクションが混ざっているので、嘘を嘘とryしつつ楽しんでください。
*2ch系の言い回しの注釈などは「2典」や「はてなブックマーク」などを参考に付けています。
間違いがあったら突っ込んで頂けたらうれしい。
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きのこ 序章・なんでアキバに行かされたか。

私は中途で事務員兼コンテンツデザイナー(普通のwebもやるけどモバイルの仕事が結果的に多いかった)として採用されました。
といっても、それまでフリーランサーだった社長が「法人じゃないと不便だなー」って立ち上げたので、実質「社長・経理・私、以上終了」っていう感じの小さな個人事務所みたいなもので、当時は別の会社に間借りをさせてもらっていました。経理の人は非常勤だし、社長は打ち合わせや相手先企業での作業が多いので、デスクが常時必要なのは私だけだったので、それで何とかなってました。

でも半年くらい勤務したあたりで、郵便物や電話のこともあり、「そこそこやっていけそうな目処も立ったし、専用の事務所を借りようか」という話が持ち上がりました。
今となったら恥ずかしい語感なんですが、"ビットバレー"っていうのでコンテンツデザイン会社が渋谷あたりに乱立した時代がありました。
私が始めてそのいぶし銀(あんまり輝かしく無いの意)のコンテンツデザイナーとしてのキャリアをスタートさせたのは恵比寿でした。当時大学生。
ネットベンチャーは渋谷発→成功したやつはいまや六本木ヒルズ みたいなイメージがあるわけで。
まさかそれで秋葉原になるなんて……

社長が手配して、秋葉原の雑居ビルの一フロアを借りることになりました。
正直当時は今ほど猛烈にアキバがもてはやされて無かったので、土地的華やかさはなく、「なんで電気街に事務所が移転するのだろうか」と内心…
まぁPCパーツがすぐ買えるのはありがたいですけれど。

自分のマシンをまとめて、宅急便(パソコン便って便利だね)で秋葉原に送って。
リースのオフィス用コピー機はリース業者さんに持って行ってもらって。
全部自分でやるので(総務なんてものはいないので)作業は深夜におよんだのです……
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きのこ 序章・同僚?登場

(あー疲れたなぁ…でもこれが終わらないと明日から仕事にならないしなぁ…)
社長は別の仕事があるので、取引先に行ってます。
一人寂しくモソモソ頑張っていました。

 ||∧∧  < コンバンワ
 || ,,゚Д゚)リ
 ||⊂ノ 
 || ノ
 ||
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いきなり声かけられたんでビクゥッ!!ってなりました。
男の人が立ってました。
とりあえず眼鏡です。それ以上の印象は当時はありませんでした。

「アナタがちまきさん?」
『はぁ……』
「○○(社長)から聞いてない?」
『なんでしょうか』
「カギもらいに来たんだけど」
あー。確かにスペアキーを何本か作っておくように言われたなぁ…
『えーと、ちょっと待ってください…』
なんか、三人居ます。
三セット差し上げようと、立ち上がったら……

「ツインテールだ!」
「気合はいってる!」

…ツインテール?
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配線するのに髪が邪魔だったんで二つに分けてしばっていただけなんですが…

「なんかうまくやっていけそうな気がしてきた!」
「あ、でも事務の人なんだよね?」
『うまくも何も、こんな時間に一体どちら様でしょうか……』

「マツバラです」
「タケイです」
「ウメダです」

「これから、ぼくたちと一緒にチームでゲームの製作に当たってもらいます」

えぇえええええ

『無理です!ゲームの開発なんかやったことありません』
「大丈夫、グラフィックだから。」
『余計マズイわ!絵なんか描けないです』
(※webデザイナーは絵を描く職業では無い)
「大丈夫。移植だから。ソースはある。」
『そういう問題じゃなくなんで私が頭数に入ってるのかと…』
「社長は説明してないの?」
『カギのことしか聞いて無いです…』

そして恐ろしい置手紙が……(ネットワークが使えるようになって、メール見たら届いていた)
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きのこ 序章・社長の置手紙

mail.gif 件名:秋葉原事務所

急なことですがボクはこれから米○○社に行くことになりました。
とりあえず半年くらいで一回は戻れると思います。
お給料は自動振込みだから心配しないでね。

スペアキーは事務所にマツバラ・タケイ・ウメダという人が来たら渡してください。
みんなと仲良く頑張るように!

『なっ……なんじゃこのメールは……』
マツバラ「なんだって?」
『”みんなと仲良く頑張れ”って……』
ちょっとアンタドラクエじゃないんだから。>みんながんばれ
「じゃあ、頑張ろう」

そしてこれが私の、アキバ人生の始まりとなったのです…
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